夏の休暇でヴェネチアに行っている友人から、「どこを切りとっても絵になる」というきれいな写真を送ってもらったその日に、ボクは羽田でドバイ経由エジプト行きのエミレーツを待っている。同じ地中海に面していても、ヴェネチアとボルグエルアラブには似通ったところが何も無い。

機内で見た2本の映画は、偶然どちらもヴェネチア・ロケが印象的なハリウッド映画（The Italian Job / The 15:17 to Paris）で、増々羨ましくなる。

乗り継ぎのドバイ空港のトイレでEJUSTのS副学長と出会う。妙なところでお互い苦笑い。S副学長も2-3か月に一度は日本に帰っているとのこと。緑の公務パスポートをお持ちだ。この緑のパスポートは公務以外の場所には使えないとのこと。つまり、行きも帰りも好きなところに寄る選択肢は無いようだ。

カイロ空港には初めての運転手が迎えに来ている筈だが、なかなか会えない。30分程待たされたが、その上さらに駐車場まで炎天下を延々歩かされるのにはまいった。