エジプト17
エジプト17
0425
アレキサンドリアでSaraさんに会う日。
朝10時、時間通りにMinaが迎えに来た。
以前菊地さんに教えてもらってKと一緒に見に行った海の近くのハエだらけの遺跡にもう一度寄る。正面から堂々と許可を取って入ろうとしたが、丘の上の遺跡のふもとで、人が集まり撮影をしている。エジプト/ドミニカの考古学チームが遺跡下部を横切っている海と湖をつなぐ水路を調査していると云う。何カ所か深い縦穴を掘っていて、その一つを上から撮影している。撮影はナショジオのチームらしい。結局遺跡そのものは下から見上げるだけだった。
Minaが勧める場所に行ってみると、コプトの大きな修道院/教会だった。靴を脱いで絨毯敷の礼拝堂に入る。ヴォールト屋根が彫刻を施された木製のリブで化粧されている。壁にはイエスやマリア、所謂聖人たちの現代風イコンが飾られている。もうひとつの小さい礼拝堂は、この地域で一番古い教会で、もともとシナゴーグだったと云う。エジプトでは"Abi Seifein"と呼ばれている聖メルキュリウスを記念する礼拝堂らしい。壁の木彫はイスラム幾何学模様。パンフレットを4ポンドで買う。庭の手入れが素晴らしい。帰りに受付にいた修道女からブドウジュースを振る舞われ、油を入れた小瓶のセットをいただく。よく分からないが、ロウソクを灯す為の油かもしれない。お寺で線香を配るようなものか。(後でコプトの人に尋ねたら「聖油」とのこと)
アレキサンドリアでは最初にQait Bayを訪れる筈だったが、1時のSaraさんとの約束の時間に遅れるわけにも行かないので少し早いが待ち合わせ場所に行く。海沿いを散歩して時間を潰す。
全身白い服をまとったおしゃれなSaraさんが先に気づいてくれた。こちらは外人なのだから当たり前なのだが、嬉しい。Casino al shatby の最上階テラスで、食事するつもりはなかったのだが勧められるままサラダとスープを頼んで、あろうことか御馳走になってしまった。二人で撮った写真を共通の知人、Komakoにその場でメールする。Komako不在で会うのは不思議な気持ちだったが、途切れず話ができたのは知的で社交的なSaraさんのお陰だった。
彼女と分かれ、Qait Bayへ。前回家族と行った時には時間に追われゆっくり見られなかったので、この機会は良かった。改修/補修の跡を見ながら、全体が同じ石灰岩の白い色で出来ている美しさを味わいながら廻る。
ビールが飲みたい。だが、すぐそばのグリーククラブに行くのは芸が無い。フォーシーズンズの近くの中華料理屋は酒が持ち込める/酒が飲めるという話を訊いたような気もする。ところが行ってみると、酒は無いとの残念なお知らせ。進退極まりFour Seasonsのベイサイドカフェで、高級カラマリと高級タコのグリルガリシア風をツマミに高級ステラビールをAと2本づつ退治。
カルフールでは外付けHD4Tを2700EP(約16200円)で現金購入。大根とコリアンダー、チキンブイヨンも買う。こちらは15EP(90円)。
宿舎に戻り昼に残ったサラダと肉挟みパイを食べながらステラ。BBC、アルジャジーラ、CNNなど一通り見て解散。
2018年4月25日水曜日