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今日から3ヶ月程エジプトでの駐在生活（1回目）が始まる。エジプト・アレキサンドリア西部郊外の砂漠地帯、ボルグエルアラブと云う街に大学（Egypt-Japan University of Science & Technology : E-JUST）の新キャンパスを設計し工事が始まったので、設計者として3人が交代で現場に貼付くことになったのだ。

内閣府前の道路工事渋滞で、成田エクスプレスまさかのギリギリ滑り込み。スーツケース2台、計41キロ引きずって走ることになるとは。出発前に死にかけた。

2回の乗り継ぎの度に荷物のことをしつこく確認したからなのか、奇跡なのか、カイロ空港で問題無く荷物が出てきた。当たり前だが有難く感じる。カイロ空港第2ターミナルでは、全くストレスなしのイミグレーション。新しい運転手もエジプト人には珍しい時間厳守の寡黙な男。すぐに会うことが出来て一路ボルグエルアラブへ。うまく行き過ぎて、却って嫌な予感がする。初めての道でカイロを北側から迂回しデザートロードを走る。3時間のドライブ。

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長期の海外滞在では運動不足になるだろうと思い、朝、大学構内を散歩していたら、吠える野犬の群れに追いかけられた。マジで怖い。砂漠の犬は昼間は死んだように眠っているが、夕方になると遠吠えしながら群れ始める。野性の犬は夜行性なのだ。「群れた野犬は人を襲うことがあるので夜は絶対外を歩かない」「昼でも砂漠を歩く時には、必ず犬を追い払う為の杖を持つ」など大学院生の時ルクソールの発掘作業時に教えてもらったことが甦る。犬は好きになれない。こいつら、犬というより狼。