ゴイサギ

 


散歩の途中でゴイサギ(Nycticorax)を見つける。図鑑を見て目に焼き付いていた特徴的な姿そのものだ。


「ゴイサギは夜行性で、昼間は水面に張出した樹上などでひっそりと休む。」とwikiに書いてあった通りに、池の水面に張り出した樹上でひっそりと佇んでいた。学名のラテン語Nycticoraxは、Nycti=夜、corax=カラス。夜烏という名にふさわしく、体長はカラスと同じくらいのサイズである。休んでいるのか、ほとんど動かない。剥製のようだ。


夜行性ということは、夜も目が見えるということだろう。鳥は鳥目だと思っていたらそうでもないようだ。


和名のゴイサギは『平家物語』(巻第五 朝敵揃)醍醐天皇の宣旨に従いおとなしく捕らえられたため正五位を与えられたという故事が由来。きっと、昼間ひっそりと休んで剥製のようになっていたところを、抵抗もせずわけなく捕らえられてしまったのだろう。御上の意図を忖度する能力だけに長けた奴が出世するということか。

 

2017年8月10日木曜日

 
 

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