ハンゲショウ
ハンゲショウ
池畔でこれまで見たことが無い花を見つけた。ネコの尾のような形をした花(穂状花序というらしい)。細長いハート型をした葉っぱの付け根に花がついている。変わっているのは、花の直近にある葉が、半分程水性ペンキで塗ったような粉っぽい質感の白色になっていることだ。池を挟んで反対側から眺めると、葉の白い部分が花のように見えたが、近づいてみると花だと思ったのは半分白くなった葉っぱだった。虫をおびき寄せる擬態の一種だろうか。
帰宅後調べてみると、ハンゲショウ(半夏生、半化粧)というドクダミ科の植物だった。ドクダミ同様、ハンゲショウも好きだ。
wikiは名前の由来について、半夏生(太陽の黄経が100°になる日。グレゴリオ暦で毎年7月2日頃)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるとする。
東京ではレッドデータの絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。気になった植物は高確率で「日本の侵略的外来種ワースト100」にノミネートされている奴だったが、やっとレッドデータの奴と出会った。複雑な心境。
2017年6月26日月曜日