イースター

 


今年は4月16日がイースター。


最近イースターを商売ネタにするかのような動きが目につきはじめた。これも「鼠の園」あたりが仕掛けているのだろうか。クリスマス、バレンタイン、ハロウィーンなどで飽和状態になっている季節ものの消費マインドに新たな刺激を与えたいのだろう。漸くイースターが知られるようになったとしても、商習慣の一つとしてだとすれば空虚だ。


本郷教会ではこの日一人の方が受洗した。礼拝後の感謝会では、その方を含めた4人でハインリヒ・シュッツの復活祭ディアローグ <女よ、なぜ泣いているのか> SWV443 が歌われた。マグダラのマリアが復活のイエスに会う場面である。


イエスが、「マリア」と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。(ヨハネ20:16)


シュッツの譜面はいつものように単純極まりないが、畏るべき和音が次々と畳み掛けてくる。この和音の波状攻撃に掴まれ揺さぶられる不思議な気持ちは「歓喜」だ。復活の歓喜。

 

2017年4月16日日曜日

 
 

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