音 2題(1)

 


ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート

「独奏チェロによるJ.S.バッハと20世紀の音楽」 

チェロ独奏:富田牧子


▷J.S.バッハ (1685–1750): プレリュード 〜無伴奏チェロ組曲第4番 

▶W.ルトフワフスキ: ザッハー変奏曲 (1975)

▷J.S.バッハ: アルマンド、クーラント 〜無伴奏チェロ組曲第4番

▶G.クルターク: しるし(サイン)I、II、III 作品5b (1987)

▷J.S.バッハ: サラバンド、ブーレ 〜無伴奏チェロ組曲第4番

▶P.ヒンデミット: 無伴奏チェロソナタ 作品25−3 (1923)

▷J.S.バッハ: ジーグ 〜無伴奏チェロ組曲第4番


20世紀の3人の作曲家、ルトフワフスキ、クルターク、ヒンデミット。それぞれの曲を、200年先輩のバッハの曲で挟む。バロックチェロとモダンチェロを持ち替えながらの意欲的なプログラム。


2世紀を隔てても変わらぬことと変わったことがあるだろう。音は波だ。それはバッハの時代も20世紀も変わらぬ天与の物理原則である。富田さんのチェロは、実に活き活きとしたいい音で響く。20世紀の音楽には、我々にとって親しみある20世紀の雰囲気が濃厚に漂っている。


高校の同級生二人が聴きにきてくれた。有難い。

 

2016年9月17日土曜日

 
 

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