サマーコンサート2016

 


今年のサマーコンサートは、バッハの「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」にオケのセカンドヴァイオリンで参加。独奏はOb.後藤望実、Vn.二宮昌世の両名手。オーケストラパートは各パート一人の最小編成、SDGで何年もバッハのカンタータを一緒に演奏している方々との合奏を、二宮さんの弾き振りで安心して楽しめた。バロックピッチA=415は、ピリオド楽器にとって本来の楽器の特性が発揮出来るゆるめの調弦、演奏者も力が抜けて良かったのかも知れない。今回登場した楽器のうち、Vn.3本、Va.1本は全てVa.の演奏者・谷口勤さん制作のピリオド楽器。そのことも音の親近性を生んでいたに違いない。考えてみれば滅多に無い、恵まれた贅沢な環境での演奏だったと思う。感謝するのみ。


コンサートはこのコンチェルトに加えて、シャインとシュッツのア・カペラ曲に、バッハ初期のカンタータ106番もやってしまうという重量級のプログラム。シメには聴衆+演奏者全員で「やすかれわがこころよ」の合唱。


打上はいつものバルタザール。店長のK君は今日初めて我々のコンサートを聴きに来てくれた。これからもよろしく。この夏はこれで一段落。


J.H.シャイン 《イスラエルの泉》より 

    第10番 <ヤコブ臨終に臨みて> 

    第25番 <我らに熟慮を教えたまえ> 

    第24番 <我ダヴィデのひこばえなり> 


J.S.バッハ オーボエとヴァイオリンのためのコンチェルト BWV1060R 


聖書に聞く:本郷教会牧師 宮﨑 新 


H.シュッツ 《宗教合唱曲集》より 

    第11番 <我イエス・キリストの御許へ>

    第23番 <死者は幸いなり>

    第20番 <其は確かなまこと>


J.S.バッハ カンタータ第106番

    <神の時こそいと良き時>


全員合唱:讃美歌298「やすかれ わがこころよ」(詩:K.v. Schlegel,1752、曲:"Finlandia" Jean Sibelius,1899)


(絵は今回のコンサートにあわせ二宮昌世さんが描いたイラスト)

 

2016年8月28日日曜日

 
 

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