Miracle Maker
Miracle Maker
今の子供は夏休みを満喫しているのだろうか?日曜学校の子供たちも、例外なく塾だ合宿だと多忙を極めていて、泊まりがけで修養会なぞに出かける時間が取りにくくなっている。今年のイベントは、泊まり無しで料理・食事・上映会となった。
鉄板焼きをメインにして、焼きそば、たこ焼き、サラダ、スープ、それにデザート。皆でがやがやメニューを決め、揃って買い出しに行き、手分けして料理をし、一緒に食べる。たこ焼きは教会でも既に何度もやっていて、中高生女子の腕前はプロ級になりつつある。ボクはエジプト関係者としてモロヘイヤスープを用意。食べきれるかどうか心配になるほどの量だったが、絶妙のタイミングであとから集まってきた人たちもいて、結局丁度いい量だった。
食事の後はDVDの上映会。前日教文館で見つけた「Miracle Maker -The story of Jesus-」というクレイアニメを見た。クレイアニメの技術的な完成度にも驚かされたが、福音書を丁寧になぞることがそのまま極めてすぐれた脚本になるのが凄い。これまで見たキリスト関連映画の中でも、見応えのある素晴らしい作品だった。映画の中で特に印象的だったシーンは食事のシーン。パンを裂き、ワインを飲む。共に食卓を囲む行為は、生きるために栄養を摂取するルーティンであることを超える。2000年前も今もそれは変わらない。
テレビでは、日本からメルトスルーした出たがりのデブリ首相が土管から顔を出す「リオシンドローム」の演出。2週間でいくつか味わった感動も帳消しになってしまった。
2016年8月21日日曜日