ペンテコステ
ペンテコステ
前日エジプトから帰ってきたばかりで、まだ時差ボケも出る前のホヤホヤ状態。会食時にエジプトの話をする。
キリスト教会で馴染みの国の名前は、何と言ってもエジプト。しかもネガティブなイメージ満載の「エジプトの地・奴隷の家」としてのエジプトである。
「過越しの祭」「仮庵の祭」「七週の祭(五旬節・刈入れの祭)」これらをユダヤの三大祭というが、全てエジプトからの脱出と曠野でのさすらいの天幕生活、さらにシナイ山で十戒が与えられたこと、つまり全部エジプトがらみの出来事を記念するのが祭の意味である。ペンテコステはこのうち「七週の祭」の日に該当する。元々「過越しの祭」から7週間経ったら麦の収穫時期を迎える、その収穫感謝祭だったのが、イエスが「過越しの祭」の前後に十字架/復活を遂げ、その後50日目(ペンテコステ)の日曜日に聖霊降臨の事件が起ったことから、キリスト教では神の救いの業が完成し、福音宣教が開始された、それが「教会の誕生日」=ペンテコステだ。
ボクがエジプトに遣わされているのも、何かの摂理が働いているのだろうか。
2016年5月15日日曜日