ピノックの紀尾井シンフォニエッタ

 


フォーレ、ベートーヴェン、ハイドン  

時空を超えるピノックの世界@紀尾井ホール

フォーレ:組曲「マスクとベルガマスク」Op.112

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58

ハイドン:交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」


指揮:トレヴァー・ピノック

ピアノ:イモジェン・クーパー

紀尾井シンフォニエッタ東京


オケが巧い。名手揃い。ピノックの卓球選手のようなキビキビした動きに、素晴らしく良いレスポンス。ピノックの指示だろう、モダンオケを聴くと大概耳障りな、音程を不安定にするだけの過剰なビブラートはほとんど無い。純度の高い音で、輪郭のはっきりした絵を丁寧に描いている。


アンコールはシューベルト「ロザムンデ第3幕への間奏曲」ピノックは卓球選手から滑らかな新体操選手に変身して、グラデーションを多用した絵も描ける。


ますますいいオーケストラになりそうで楽しみ。

 

2016年4月23日土曜日

 
 

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