Seoul 1

 


20161230 何回目かも忘れたが、また宗廟に来た。ここの空間は素晴らしいものの、いつの間にか時間が決められたガイド付の団体行動しか出来なくなっていて不完全燃焼。次回来る時は自由行動可能な曜日を選ぶことにしよう。夜は義母の誕生会に子や孫が参集して御馳走。


20161231 景福宮、博物館。新装後の博物館には初めて来たが時間切れで一部しか見ることが出来なかった。再訪したい。昨日訪ねた宗廟は、民族の精神性の強靭さを表現しようとするかに見える硬質で張りつめた空間だったが、景福宮は俗を絵に書いたような場所である。政治と王宮の複合施設。虚栄のための広い公的空間と、人体寸法的にならざるを得ない王の生活の空間が対照的に併置されている。この構成は、北京の故宮を模したものだが、公的部分の規模が違う。実際の寸法は北京の七掛けぐらい、面積比で半分ぐらいだろうが、北京の故宮を見たものがここに来ると、子供のおもちゃ箱の中にあるドールハウスを見ているような気分になるのではないか。虚栄の館は物理的な規模がでかい方が効果絶大なのだ。

 

2016年12月30日金曜日

 
 

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