BWV41

 


12/27に譜読みをして、1/3に本番というSDGに参加叶った。H.シュッツの「宗教合唱曲集」から3曲とJ.S.バッハのカンタータ41番「イエスよ、今こそ賛美を受けたまえ」。これまで年末年始は所謂郷帰りをしていてこの時期の演奏参加は不可能だったのだが、昨年母が召され文字通り帰る場所が無くなった挙句の参加と相成った。ナチュラルトランペット3本にティンパニーも加わる華やかな冒頭を演奏しながら感じさせられたのは

「主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ」(ヨブ1:21)


バッハのこのカンタータは新年用に作曲されている。初演は1725年1月1日ライプチヒ。日付はグレゴリオ暦だろう、調べてみると月曜日らしい。教会暦とは直接関係無さそうな元旦、しかも月曜日に礼拝をしていたのだとしたら、日本の初詣的習慣と似たような教会詣があったのだろうか。日本のプロテスタント教会でも元旦に新年礼拝をする教会が数多くあるが、その習慣は日本の土着的習慣との混交だけではないのかも知れない。


ところで、プロテスタントではユリウス暦からグレゴリオ暦への改暦に時間がかかったようだが、それはイースターの日付をカトリック(1582年にグレゴリオ暦導入)が決めることに対して抵抗していたからだそうだ。現在でも、1月1日が冬至などの天体の動きと何の関係もない日付であったり、各月の長さが28/29/30/31とまちまちだったりすることを問題視する人たちの間で、改暦の動きがあるらしい。がんばってください。

 

2016年1月4日月曜日

 
 

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