最悪の事態
最悪の事態
これまで、最悪の事態を予想していればそれほどショックは受けないんじゃないかと思っていたが、今回はなにか邪悪なものが近づいているのを感じていた▶出張当日、出発直前に大きな地震▶辛うじて電車は動いていたが、空港まで想定外に時間がかかり、改札からチェックインカウンターまで全力疾走、滑り込みギリギリ▶気がつくとボクのカバンはファスナーが壊れている。荷物を詰めすぎた上にファスナーを無理矢理締め、全力疾走で揺さぶられたからだろう▶目的地に着くと同行者の荷物が一つ行方不明。経由地に置いてきぼりにされたようだ▶荷物を取り返すために、翌日空港にわざわざ行かなければならない。おまけに手続きのために警察に料金を払うなどという有り得ないことまでまかり通っている▶数日間の日程を何とかこなし、ようやく帰途についたが飛行機がなかなか飛ばない。再整備のため遅れるだと。経由地では乗り換えの飛行機が既に飛び立っている。代わりの便は12時間後、同じ便で難民状態になった帰国困難者たちと深夜のうらぶれたホテルに送られ、少しだけ睡眠。ホテルに頼んだモーニングコール鳴らず。危ないところだった▶ようやく帰りの便に乗り、また「再整備」などと機長がほざいているも何とか飛び立ちやっとこさ帰途につけたかと思ったら、機内唯一の楽しみ映画の機械が途中で故障、乗客全員モニターが使えなくなってしまった▶這々の体で帰ってみると「安保法成立」「ザハ国立断念」おかしいだろ、これ。
2015年9月20日日曜日