あのあや子
あのあや子
これまでもいろいろ具合の悪かったあのあや子が、なお老害を撒き散らしている。三浦じゃない方の、アパルトヘイトの、そのあや子。
「クリスチャンってこういうことも言うのね〜」などと言われ、そのあや子と一括りにされる方々の歯軋りが聞こえる。他方、ムスリムとして一括りにされ、ISと同一視される方々の無念も想像に難くない。今や日本人として一括りに標的にされてしまった我々にしてみても他人事ではない。
クリスチャンだってちゃんとした人はいるし、ムスリムだってまともな人はいる。そして日本人だって平和を愛する人もいるのだ。
だが何であれ集団を一括りに捉え、それによって所属する個人の特性を知ろうという好奇心は、そう珍しいことではない。最近は少し下火かも知れないが、酒席の与太話で出る血液型診断もそうだろう。世界で最も血液型が話題になる日本にドップリ浸かっていると、血液型診断に潜む恐ろしさに気づくチャンスはなかなか無い。例えば、ナチスドイツが血液型研究を含む優生学を熱心に研究した挙句に叫んだ「純粋なアーリア人の血をユダヤの血で汚すな」というスローガンと、血液型占いの根が繋がっているということ。歴史を直視すれば、優生学研究がホロコーストの論理的支柱の一つになっていたとしても間違いではあるまい。
肌の色、血液型、思想、信仰、性別、、、あらゆる「一括り」は人間の持つ多様な個性を無意味化する。
2015年2月17日火曜日