コシャリ
コシャリ
コシャリはエジプト人のソウルフードだという。
打合せ中休みの昼食時に時間節約のため出かけるのを避け、デリバリーでコシャリを頼み、届いたものを見て絶句。凄いボリュームだ。手に持ってその重量にもう一度ビックリ。「これホントに一人分なのか?」「はい、普通盛です」
20cm x 15cm x 5cm。アルミ箔でできた器に、コシャリなるものがきっちり圧縮され直方体になって納まっている。それにビニール袋に入った熱々のトマトソース、チリソース、ビネガーを上からかけてスプーンで混ぜながら食べるらしい。言われるままにやってみた。
中身は、米、マカロニ、スパゲッティー、揚げたスパゲッティー、ひよこ豆、レンズ豆、揚げ玉葱、といったところか。炭水化物万歳。食べ始めたら結構いけるじゃないか。だが、食べても食べても食べても食べても下から湧き出てきて一向に減る気配がない。子供の頃から「出されたご飯は全部食べなさい」と言われ続けて半世紀、食事を残すのは本能として抵抗があるのだが、無理なものは無理。これ以上食べたら良からぬことが起きそうな気がする。そういえばこの邪悪な気配は、あのマッケンチーズを食べたときの感じに近いかもしれない。大体ソウルフードなどと称するもの、明日以降の体調を考えなくていい時にしか食べちゃいけない気がする。うー、スナックンチャッツで食った油まみれのフライドチキンを思い出してしまった、、、
などと毒づきながらの食事は良くない。精神の均衡と体調の保全を優先し、屈辱の途中リタイア。今日は晩ご飯抜き。
2015年12月14日月曜日