アドヴェント

 


今年は11月29日からアドヴェントに入った。日曜礼拝の直後、演奏者の多くも共に礼拝を守った後に Soli Deo Gloria —賛美と祈りの集い—を開催。


礼拝では、創世記のヨセフ物語が説教のテーマに。父親に溺愛され、人として未熟だった(ヤコブの息子)ヨセフが他の兄弟たちに殺されそうになるも、九死に一生を得てエジプトに売られる場面。ヨセフ=こんな出来の悪い人間を神はあえて選び、未来の救いへと到る道を整えてくださる。人が努力したり優れていたりしたから神の恵みが与えられたのではない。一見クリスマスと無関係にも思えるこの話は、イエス誕生を受け入れるマリアの賛歌とも響き合う。「身分の低いこの主のはしためにも目を留めてくださったからです。」


礼拝後は、先週の練習で撃沈した Hugo Distler の Kleine Adventmusik。途中でまた沈没しそうになったものの、名手の皆様が踏ん張ってくださったお陰で「最後は一緒に終わることが出来て良かった(淡野太郎談)」


「嗚呼、ヘッポコなわたしにも演奏の機会を与えてくださって、今から後、いつの世の人もわたしを幸いなものと言うでしょう。」という思いだ。ありがとうございました。


日曜学校で毎年飾っていたおもちゃのクリスマスツリーは、今年から本物のもみの木にアップグレード。生きている木は、命のいい香りがする。

 

2015年11月29日日曜日

 
 

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