Hugo Distler

 


今年は11/29(日)からアドヴェントに入る。それに合わせて、Soli Deo Gloria は礼拝直後にHugo DISTLER (1908-1942) の Kleine Adventmusik op.4(小さな待降節の音楽 作品4)を演奏することになった。


調べてみたら、2008年ディストラー生誕100年記念の年のSDG(12/13)でもこの曲を演奏している。ボクはこの時参加していなかったが、もしかすると聴衆として演奏を聴いていたかもしれない。のに、楽譜を見たらちょっと偏屈で付き合いにくいんじゃないかと思わせる気配が譜面から滲み出ている。


先日、初めての音合わせはヘッポコのくせにほとんど初見で臨んでしまい撃沈。ポリフォニックって云うのかな、他の楽器や歌は何だか違うことをやってるし、メリスマが多用されていて不自然な感じのところに思わぬ小節線があって、そこをまたごうとすると普段使わない関節が脱臼しそうになり、結果迷子になってしまう。そのことがシュッツの「シンフォニエ・サクレ地獄」の悪夢を思い出させた。曲の印象そのものも、ディストラーから見て300年も前のシュッツを思わせる。


シュッツを日本に広め、ディストラーを紹介する働きを続けていらっしゃる淡野弓子さんが書かれた『ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京 40年の軌跡(10) 』では、ディストラーについても触れられていた。


http://www.musicapoetica.jp/schutz/tracks10.php


・・・私がディストラーの音楽を大切に思う理由の最大のものは、彼が当初からシュッツを敬愛し、死の直前まで彼の音楽とともにあったという事実です。このような作曲家はドイツでも珍しい存在と言わねばなりません。ディストラーの音楽には根幹にシュッツがあり、その上にディストラー独自の和声が進行し、またその上にシュッツならではの霊性の輝きといったものが漂うという何層にも積みかさなった鉱石のような趣きがあります。・・・


むむむ、今週は必死必至。


Soli Deo Gloria  —賛美と祈りの集い— vol.316

2015/11/29 (日)12:00〜 入場無料

@本郷教会 杉並区上荻 4-24-5


H.ディストラー『小さな待降節の音楽』ほか


聖書朗読 本郷教会牧師 宮﨑 新

合唱 ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京/メン    デルスゾーン・コーア/エクメーニッシシェ・カントライ有志

器楽 ユビキタス・バッハ

指揮 淡野太郎

 

2015年11月24日火曜日

 
 

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