映画・パガニーニ
映画・パガニーニ
Nさんが見たというので、真似して見に行く。
ヴァイオリニストのデイヴィッド・ギャレットが主演・製作総指揮・演奏を全てこなす大活躍で、超絶技巧のカプリースなどは呆れる程の弾きっぷり。音楽を聴くというよりはスポーツ観戦に近いかな。俳優ではないギャレットの演技は素人丸出しで、映画としては深みのないものになってしまっているのが残念。
昔、ハイフェッツがパガニーニのカプリース24番を弾きまくっているビデオを大笑いしながら見て以来、ハイフェッツはパガニーニを得意なレパートリーとしていたと思い込んでいたが、ほとんど録音は残っていないようだ。wikiによれば「20世紀に「ヴァイオリニストの王」と称されたヤッシャ・ハイフェッツは、パガニーニの作品を全く演奏、録音しようとしなかった。その理由については諸説あるが、ハイフェッツ自身が明確な理由を公にしなかったので、現在もその真意は不明なままである。例外として、師であるレオポルト・アウアーによって演奏会用に編曲された24の奇想曲の13番、20番、24番と若い頃に録音した無窮動の音源が現存している。」
ボクもパガニーニの作品を演奏、録音する気は全くない。その真意は不明である、としておこう。
2014年8月27日水曜日