ガリガリ君
ガリガリ君
チャレンジャー魂が炸裂して食べてしまいました、ガリガリ君ナポリタン味。たしかに噂通りの不味さ。ではあるものの、いわゆるナポリタンと称するものの味を忠実に再現している。ナポリタンという料理そのものがたいして美味いものでもないので失望もしない。パッケージを見ず、情報無しでこれをかじったら「やけに塩っぱいアイス」という印象だろう。
ガリガリ君で思い出すのは、20世紀初頭のドイツ表現主義の映画、破壊と抵抗の運動である、、ってそりゃカリガリ博士でしょ。
『カリガリ博士』は、六本木WAVEでビデオを借りて見たのが初体験。『戦艦ポチョムキン』も『メトロポリス』も、入手困難な古い映画は全てWAVEにお世話になった。一回のレンタル料が1000円ぐらいしてたような気もするが、バブルの流れに押されて金も無いのに見境もなく何度も。
マドレーヌを食べてコンブレを思い出す気品とは程遠いが、駄洒落的連想による記憶とでもいうのだろうか、不味いアイスも黄金の日々を思い出す契機にはなる。
2014年4月30日水曜日