オーボエ

 


金子亜未ob/平川加恵pf

リサイタル@紀尾井ホール


紀尾井ホールのYさんに声を掛けていただき、オーボエのリサイタルを聴きに行く。オーボエのリサイタルは初めての経験。


オーボエはバッハの時代から、合奏の要に君臨し続けた楽器。不勉強で独奏の曲をあまり知らず、楽器の可能性についても過小評価していたことを教えられた。彼女は学生時代から優れた演奏家であることが知られ、卒業後入団と同時に札響の主席オーボエ奏者に抜擢された逸材との評判。その通りのすばらしい演奏だった。特にプーランク、ブリテンが面白い。モダンオーボエの、見るからにメカっぽいところを活かした作曲が、彼女の高い技巧に支えられて花開いている。


女性オーボエ奏者は普段から口紅をつけないのだろう。金子さんは口紅に頼ることもなく、ステージ上で魅力的な表現者として君臨していた。

 

2014年3月11日火曜日

 
 

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