復活祭
復活祭
復活祭は、バッハのカンタータ、BWV4と145。今回は聴衆のひとりとして。自分が演奏していないステージは安心して聴ける。
F君が初めて聴きに来た。大学生になった彼の未来を祝うに相応しい復活祭のカンタータだったと思う。
墓の中に入ると、白い長い衣を着た若者が右手に座っているのが見えたので、婦人たちはひどく驚いた。若者は言った。「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない。御覧なさい。お納めした場所である。さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。『あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる』と。」婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。(マルコ16:6-8)
墓に行ってみたらもぬけの殻だった、というのがキリスト教信仰の出発点だ。キリスト教は葬儀や埋葬、まして墓参りのためだけの宗教ではない。
「 ♪ ぼくは〜そこにはいません、、」という歌が流行り、このままでは誰も墓参りに来なくなるのではないかと、全国の仏教界が騒然となったことを思い出す。
2013年4月1日月曜日