感染力

 


銀座でメダリストたちのパレード。沿道も、メダリストたちもみんな無邪気な笑顔だ。セーコハシモトやヤワラ某の二の舞にならないことを願う。


同じ規模の群衆が、国会議事堂や首相官邸を囲んだ時には黙殺していたジャーナリズムが、夜7時のトップニュースでこれを流す。つい、いろんなことを疑ってしまう。パレードのニュースの次は尖閣諸島の話題、そして竹島。


戦争体験者は、爆発的なナショナリズムに対し比較的冷静ではあるが、免疫の無い若者の中には、感染するものもあるだろう。国を問わず。


日本では極めて少数派の、仏教やキリスト教に子供の頃から親しみ馴染んでいた者たちは、統一教会やオーム真理教が登場して来た時の違和感と怪しさを内面的に確認・咀嚼・処理できた。大学入学と同時にどっぷり浸かってしまったのは、受験勉強に明け暮れ、宗教的なことに対し免疫皆無・無菌培養の向学心に溢れた素直で無邪気な若者たちだった。


大学に入学後、「宗教」団体に入信してしまい、社会生活を放棄し行方知れずになった知人の影が、常に棘のように記憶に刺さっている。

 

2012年8月21日火曜日

 
 

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