設計対話
設計対話
2年程前から準備を進めていた設計組織が始動している。中国を起点とし、東アジア全域に活動エリアを広げようとする試みだ。
北京に常駐する2人のマネージャーと、東京に事務所を構えるランドスケープアーキテクト、それにボクの4人が立ち上げメンバーになり、さらに中・日から建築家/エンジニア3人が参加した。
組織の名は「設計対話」
中国は文字を創った大先輩、今も文字/言葉の国である。建築は物質であると同時に、言葉により構築され、物語として記憶に残る。良質な建築を実現させるため、言葉を通して建築主を含む他者との「対話」を深めることが、設計の過程で重要な意味を持つ。同様に、チームの内側においても「対話」無くしては一つのものを作り上げることは出来ないだろう。
物語を共有する。そうすれば、互いに大きく違う歴史的・文化的背景や現在の国情、あんな確執、こんな衝突、もろもろを乗り越えた彼方に同じ夢を見ることができるかもしれない、そんな希いを込めた名前だ。
2012年5月7日月曜日