復活祭

 


日曜学校ではイースターエッグ探し。部屋のいろんなところにイースターエッグを隠し、それを探す毎年恒例のイベントである。30個の卵を隠した筈が28個しか見つからず、スッキリしない。数ヶ月後、どこからともなく特殊な香りが漂ってくるのではないか、、、、数時間後に残りの2つが見つかって一件落着。


礼拝後の昼食会は、新任・宮崎牧師夫妻の歓迎会。宮崎牧師自ら、音楽と深く関わるご家族の姿を紹介していただく。特にご長男は、ワセオケに在籍するコントラバス奏者、先日ネットの生中継を見たベルリンでのライブでもステージに乗っていたらしい。僕らの学生時代には「親と先輩は選べない」と云われていたものだが、今はどうなのだろう。


夕刻の Soli  Deo Gloria はバッハのマタイ受難曲とミサ曲ロ短調、それぞれの抜粋。今日はイースターの演奏会だというだけでなくSDGを最初から支えてくださりこの度牧師を隠退された廣田牧師と、新しく本郷教会の牧師として招聘された宮崎牧師とのSDGにおける交代の儀でもあった。廣田牧師はSDGに於ける最後の聖書朗読、次回のSDGからは宮崎牧師が聖書朗読をご担当される。


2人の牧師の年齢差は20年、伊勢神宮の式年遷宮の周期と同じである。神宮の場合「20年」を、技術を正確に継承するための一世代として考え、20年ごとに建築をはじめ、全ての装束、道具類を造り替える。それを1300年に渡り続けてきた。永遠を20年周期に分割する手法がこれまで良く機能してきたと云える。


プロテスタントの教会が、信仰の継承を目に見える建築物等に頼らず、聖書の言(ことば)のみに復帰したのは、たった500年前である。本郷教会は1878年の創立、ほんの134年。ただ、物理的時間の長短に関わらず、人間一人の力で成しうる業ではない。これまで何人もの器がリレー方式で用いられてきたことによって、目に見えないものが継承されてきたことに驚くばかりである。


わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。

(コリントⅡ 4:18)


朝から教会に居続けること12時間。その後バルタザールで本日終了。

 

2012年4月8日日曜日

 
 

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