Ludwig Mies van der Rohe
Ludwig Mies van der Rohe
Googleで知った。今日はルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969)の誕生日らしい。長い名前だ。
新大陸にあるミースの高層ビルは未見だが、ベルリンやバルセロナで見た建築には激しく感銘を受けた。図太い神経によって抑制された狂気が、ビンビン伝わる。恐ろしい名作だ。
石工の息子だったミース、時計職人の息子ル・コルビュジエ、牧師の息子F.L.ライト。近代建築の三大巨匠と呼ばれた建築家達は、親に頼らず、自分でその道を切り開いてきた。建築の大学教育をまともに受けていないことも彼らに共通する。
建築の道を歩むものにとって、学ぶべきことは果てしなくある。彼ら三巨匠を見てみると、それは肉親からも、学校という教育システムからもはなれたところにある、とさえ言えそうだ。
だけど、もう一人の巨匠、ヴァルター・グロピウスは、大伯父に大建築家を持ち、正統的建築教育を受け、おまけにバウハウスを創っているのだから、遺伝形質や教育の影響力も完全に無視する訳にはいかないのかな。
そんなこと考えてる暇があったら、ミースの建築見に行けってことだ。
2012年3月27日火曜日