帰途

 


成都空港の国内線ロビーには「国内線」とは思えないほど、多民族が入り乱れている。個人用カーペットを敷いてメッカに礼拝するイスラム系ウイグル族のいでたちが一番目立っているかな。敦煌、烏魯木斉、カシュガル、北京から離れるほど、彼らの姿は自然と目立つ姿になる。締め付けの強さは、世界の中心=故宮からの距離に比例しているのかなどと思う。


成都から北京までの国内線は、機体の大きなB-747が満席だった。北京—東京間は、いつもと同じ小さなA-321で搭乗率も半分以下。この便は北京でも羽田でも、空港の最も隅にある搭乗口に追いやられていて万歩計も大喜び、健康にもいいに違いない。さらに今日は、飛行機までバスにも乗れる特典付き。タラップの外で待たされて、北京の氷点下を味わうことも出来た。


再見。

 

2012年12月11日火曜日

 
 

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