一日休養即忘年会

 


木曜夜は流星群のピークらしいが、夕方から胃袋の当たりに何か悪魔のようなものが住みつき軽い吐き気もする。夕食をとらずにすぐさま寝ることにしたが、普段掛けている布団だけでは寒い。朝になると熱がある。金曜は一日出かけず大人しくすることにした。時間とともに消化器系を悪魔が進んでいくのが感じられる。食欲は無い。一日ラマダンをすれば、悪魔も出て行くだろう。


そして完全一日休養の翌朝、熱も下がり悪魔も気配が無くなった。自己診断としては「何か食べたものが原因でノロウィルスみたいなものに感染したのだが激しく発症する前に気合いで治した」ということにする。


治って土曜夜は高校時代の同級生6人で忘年会。内2人はスマホの達人で、facebookで現場写真をライブ中継しながらの宴会となった。全国に散らばっている同級生たちが光速で反応する。


翌日から、井上靖が自身の旧制沼津中学学生時代を描いた『夏草冬濤』を再読することにする。この先輩の自伝小説は高校時代の必読図書だった。本は手元に無かったので文庫を改めて購入、当然のことだが装丁が新しくなっている。読みはじめると体の芯に、すぐには定義出来ないものの、なにか充実したものが膨らんでいく。


同級生全員が同時に同じ本を読んだ、ITの無かった時代を振り返るのも良いだろう。

 

2012年12月16日日曜日

 
 

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