北京4−1
北京4−1
日曜。朝起きてみると、日の出前の街に雪がうっすらと積もっている。ニュースでも雪による交通への影響について報道している。寒い。道を歩くと並木の大枝が道に散乱していて、風も強かったことがわかる。こういう日はタクシーはつかまらない。また電車でGO!だ。
日曜なので教会に行く。中国のクリスチャンは一説に一億人を超えているというが、会堂を持たない所謂地下教会の場所は分からないので、10時前に着くように最も有名な王府井天主堂(1904)に行ってみた。なんと日曜礼拝は朝7:30から。とっくに終わっていてすでに聖歌隊の練習時間になっている。聖書や賛美歌が備えられているのでめくって見たりしてみた。賛美歌は5線の楽譜ではなく数字で音を表記するタイプのもの。なるほど。
琉璃廠というエリアは、「文房四宝」を扱う店が軒を連ねている。骨董通りとか仁寺洞に雰囲気が近い。文革でほとんど破壊し尽くされたらしいが、荒野にまたタンポポが生えるがごとく店々が再興し、清朝の街並を模して地域を再建したらしい。小さな映画村みたいな雰囲気だ。店が所蔵している書画骨董を展示するギャラリーがいくつもあり、買い物をしないでも美術館/博物館として充分楽しめる。便箋と朱肉を入手。
父は、母の書のために篆刻をするのを趣味としていた。亡くなって1年が経とうとしている。
2012年11月4日日曜日