北京3−2
北京3−2
地下鉄1号線で東単へ、5号線に乗り換えて天壇東門で下車。昼食の時間なのでガイドブックに載っていたジャージャー麺を食べようと思ったが、地図の場所には工事中未完成の商業ビルがあるだけ。ガイドブックは2年前のものだった。店が無くなっちゃってる。すぐ近くの市場の賑やかな食堂を探し、メニューを指差して牛肉細切り麺を食べる。平らな手打ち麺はなかなか美味。7元。向かい側に座った相席のおっさんが人の顔をニコニコジロジロ見ながら、鞄から大事そうに取り出した白酒とビールをかわりばんこに飲んでいる。こちらも最上級の笑顔で答える。「赤い高梁」の匂いが甦る。
天壇には北門から入った。初めて故宮に行った時も北門から入って南に抜けた。今回も北から入ってみたら、当然ではあるがいきなりのクライマックス「祈年殿」の登場である。雨もほとんど降っていないので、スケッチをしてみる。ずいぶん多くの人にこちらが写真を撮られる。珍しいものは何でも写真に撮ろうとするのかな。中国の人は正直だ。
基壇の大理石が凄い。この部分がしっかりしているから、上部の木造3段12角形が天に繋がる軽さと上昇感を持てるのだろう。多層塔としてかなり激しい逓減率は、3段の基壇部の階段に規定された勾配とのバランスで決まったのだろう。今まで写真で見て、妙な形だと思っていた上層の木造部分は、基壇と同時につくられるシルエットを優先してデザインされていたのだな。オリジナルは15世紀の建設らしいが、かなり古代的なデザインプロセスと見た。
南北軸を北から南に移動して、皇穹宇(こうきゅうう)、圜丘壇(かんきゅうだん)を見る。雨は本降りになってきた。西に移動して斎宮(さいぐう)を見てから北京古代建築博物館へ。
2012年11月3日土曜日