うさぎおいしかのやま

 


何年振りかも思い出せない程ずいぶん久し振りに故郷・沼津の香貫山(かぬきやま)に登った。母、妻、娘の女性3人を連れ、車で山腹の香陵台まで。日曜の朝、多くの人が歩いたり、車を使ったりでこの香陵台までの散歩/ドライブを楽しんでいる。


山頂まで登っても標高200mぐらいの山なので、小・中学生の頃までは「うちの裏山」みたいな気分で遊び場として頻繁に登っていた。小学校に入ったばかりのある日、友人の兄達に連れられて、初めてのコースで登頂したことを思い出す。整備された車道を使わず、餓鬼達だけが知る急勾配の獣道を草かきわけながらの登頂は、鮮明に少年の記憶に残る大冒険だった。家に帰っても興奮覚めやらず、数日後に母を連れて、2人で同じ道を登った。よく付合ってくれたと思う。その母は杖が手放せない後期高齢者になった。あの道では、もう登れない。


香貫山を下り、両親が最後に牧師として勤めた香貫教会で逝去者記念礼拝に出席。毎年この時期に行われる逝去者記念の礼拝にタイミングを合わせたかのように、父は去年11月12日に召された。


午後、高齢の古い知人を訪ねたら「あれま、こうちゃん?こんなに大きくなって、、、」ですと。大変ご無沙汰していて申し訳ありませんでした。また来年来ます、お元気でいてください。

 

2012年11月12日月曜日

 
 

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