ヒカリエ

 


篠山紀信展@ヒカリエ 最終日滑り込み。


60年代の白黒銀塩写真は抽象画のようだ。白は無限の階調を持ち、黒はきっぱりと黒。こういう写真も撮っていたのですね、器用な方です。


このビルには初めて来たので、ついでに一通り廻る。グッドデザインのプロダクトを各県別に展示するコーナーで、気になるものを手に取って眺めていたら、黒ぶち眼鏡に細身の服、サンダーバードの人形みたいな係員が飛んできて「お客様、展示品には手を触れぬよう」ですと。「あのなぁ、ツタンカーメンの遺品じゃあるまいし、大量生産の工業製品並べといて触るなってどーゆーこっちゃ!こなもん、撫でたりさすったりせんと分からんじゃろが!おらっ!!」など大人気無いことは言わず、はいはいと物わかりの良いオジサンである。


あとは上から下までこじゃれたグッズを扱う消費万歳の館だ。書店が無いのも象徴的だった。仮にあったとしても「お客様、立ち読みは、、、」なのだろうな。

 

2012年11月14日水曜日

 
 

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