北京オリンピック公園

 


紫禁城を中心とする歴史的な都市骨格の上にオリンピック関連施設を載せた計画。西太后の離宮・頤和園とほぼ同じ緯度。


故宮、頤和園、オリンピック公園、平面的な規模が似通うこの3点をつなぐと、だいたい直角を挟む2辺がそれぞれ8kmほどの直角2等辺三角形になる。この3点は、時代を超えそれぞれ政治権力の集中するアイコンであることが共通。


オリンピック競技関連施設のお目当ては、特に注目されていた「鳥の巣」と呼ばれる陸上競技場、「水立方」と呼ばれる室内プールの2つだったが、実際そこに行ってみて度肝を抜かれたのは奇妙な頂部を戴く「モルガンプラザ」(李祖原)だった。(写真。右側の「水立方」の上に乗っかってるように見えるのが「モルガンプラザ」の高層部分)


政治権力の中央に沿うように、新しい中国の経済力が競技場を見下ろすようにそそり立っている。デザインは、もはやいいんだか悪いんだか判断が出来ないほどに突き抜けている。

 

2012年1月25日水曜日

 
 

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