通夜
中秋の名月。Aさんのお通夜。
ミニマル系南無妙法蓮華経が40分続く。南無妙法蓮華経の音は地表を水平に滑り拡がりゆく。垂直に立ち上がるキリスト教音楽と鋭く対照的である。ただ、カトリックのラテン語による礼拝も意味内容の理解が難しいという点ではこんな感じだったのかもしれない。
抹香の煙で燻されて目が痛い。それにしても、これだけ香の煙が充満しているのに蚊が飛んでいる。抹香には除虫成分は入っていないのだろう。
Aさん宛の手紙を棺の中に入れる裕希。
お通夜後は「お清め」の会食。
今日は浅草泊、明日は葬儀。
2011年9月12日月曜日