Aさん
Aさん
Aさんが亡くなった。
仏教の葬儀関係一連の流れに最初から最後まで立ち会うのは初めてのことだ。記録しておく。
明日のお通夜を前に、今日は御自宅で納棺の儀である。ご遺族ご親戚の方々と一緒に、納棺師の仕事に立ち会う。
wikiによると、納棺師は「1954年の青函連絡船洞爺丸の沈没事故で函館の海岸に多くの被災遺体が流れ着き、函館の住民が遺族への遺体の引き渡しを葬儀業者から依頼され手伝ったことをきっかけに、商業として成り立つと考え葬儀業者の仕事であった納棺作業を様式化した。葬儀業者の下請けとして名乗り始めた造語であり、仏教等や日本の伝統文化との直接的な関連性はない。」とある。
映画「おくりびと」を見て、初めて納棺師の存在を知った。今日は女性2人が登場。ボクはマンテーニャ「死せるキリスト」のアングルに控える。
ご遺体にお気に入りだった着物を着せ、足袋を履かせ、化粧を施し髪をととのえる。棺桶に納め、杖や草鞋などを一緒に棺の中に入れる。愛用していた帽子も。納棺にはちょうど2時間かかった。
明日はお通夜。
2011年9月11日日曜日