備忘録
備忘録
一週間分まとめて雑記。
23
M工務店と現場で庇の位置検討。図面ではなかなか表現できず読み取れないことが、現場ではすぐに理解出来、手に取るように分かる。このギャップを縮めることが設計者/建築家の訓練のポイントの一つである。だが、建築家だけがそのことに長けていても、竣工まで孤独な旅を強いられる。
SDGではBWV177/192。この二曲は全てがコラール。喜びと確信に満ちた曲である。にも拘らず決定的に練習不足なのだ。あぁ。バルタザールでは別の会場からGZらが合流。お題は「何故我々は音楽をやっているのか」。音楽は演奏されるために作曲され、建築は実現されるために計画される。UNBUILTと云う未完のコンセプトも、建てられることを期待している筈だ。建築は実現して初めて建築それ自体になるのではないか。
24〜26
日曜学校のサマーキャンプ@箱根。旧約聖書の登場人物、サムソン、ダビデ、ソロモン、ヨナについて。加えて鉄道唱歌にあわせた聖書66巻の暗唱用替え歌。子供の頃に覚えた歌は忘れないものだ。
27〜29
出張。ウィーンにモダニズムを打込んだアドルフ・ロースの気持ちになる。ここはウィーンではないが、モダニズムが戦いであることは、ロースハウスからちょうど100年経った今も変わっていない。
30
天声人語で知ったが、50年前の今日、映画「モスラ」が公開されたらしい。原作は中村真一郎、福永武彦、堀田善衛の3人だそうだ。ザ・ピーナッツが歌っているモスラの歌の記憶はあるのだが、肝心のストーリーを完全に忘れてしまっている。もう一度見てみよう。歌は記憶に残り物語は忘れ去られる。
2011年7月30日土曜日