Kafka on the Shore

 


台風とともに急に涼しくなって過ごし易い。瞬発力を求められる計画がいくつか並行して進み、脳味噌が沸点に近づいているなか、涼しいのは何より有難い。


朝の電車の中では、向い側の席に座ったアングロサクソン系の少女が、Kafka on the Shore のペイパーバックを読んでいる。そうだ、村上春樹強化月間なのだった。にも関わらずこちらは別の作家の文庫本を手にしていて、少し後ろめたい気分になる。


辺りを眺めると、座っている人のうち7〜8割は携帯電話をいじっている。スマートフォン独特の指の動きが、最近は目立つようになってきたかな。携帯の人に何をやっているかを訊いても面白くも何ともないだろうが、Kafkaの少女に読後感を尋ねてみたら、きっと素敵な会話が出来るに違いない。


問題は語学力だ。

 

2011年7月21日木曜日

 
 

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