八海山
八海山
土曜午後はギャラリー五郎とギャラリー園。
「五郎」では鈴木五郎の陶器でコーヒーとお茶をいただく。対して「園」では八海山の試飲・利き酒会に出くわした。
大塚の「ギャラリー園」は、戦前の一軒家を、ほぼそのままの状態でギャラリーとして利用している。利き酒会に参加している方々、特に女性は和装の方が多い。平面立面に一間の基本モジュールが厳格に用いられている日本の住宅は、和服の背景として美しい。その中での利き酒会である。
八海山の作る6種類(清酒、本醸造、吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米原酒)の日本酒を、名前を確認しながら一通り飲んだあと、名前を伏せた6種類を飲み当ててみようという趣向だ。味にうるさい当方としては、当然全問正解だろうとまず1杯目、旨い。そして2杯目、んまいねこれも。そして3杯目、チビッ、、スポイトで酒を注ぐのは初めてだな、、これもいいね。化学者風の皆さんは白衣も似合いそうだ。それにしても、もうちょっとたくさん飲まなきゃ分かんないんじゃないのか?
テストの結果は、、、どんなお酒でも選り好み無く美味しく飲める、呆れる程幅広いボクの味覚ストライクゾーンを再確認したテストだった。
日曜午後はAさんのお見舞い。定期的な入院が習慣になってずいぶんになる。病院という場所は白衣が似合う。だが入院患者にとって、ここは生活の場であり日常である。例えば着物が似合うような病院建築と言うものはないのか?などと考えてみる。磯崎さんのところで病院を設計していた時は、横になっている姿勢からの視線を意識し、特に天井をどうデザインするかを考えていたな。
夏のピークが過ぎたのではないかと勘違いするような気候が続く。ようやく8月が始まったばかりだ。
2011年8月1日月曜日