今年も半分。６月なのにエラく暑い。もしかすると夏至の日付と最高気温記録の日付が年ごとに近づいてきているのかもしれない。そうだとすれば、地球そのものに比べて熱容量の小さい、建築などの「粗大ゴミ」を地表面につくり過ぎている所為ではないのかな。

暑いけど、村上春樹強化月間続行中。初期作品群を読む時に通低して感じる照れくささは、誰か別の作家の作品を読んだ時の感覚を思い出させる。高校時代に読んだ庄司薫かな。

進行中の現場ではタイル割り、家具詳細、額縁おさまりなどのチェック。

始動しそうな計画の現場視察。敷地に刻印された過去の記憶に興奮する。いい仕事にしたい。

事務所隣地で既に始まっている病院工事は、４年に渡る長いものにならざるを得ないとの通告があった旨、大家さんから知らされる。騒音・振動・粉塵。この事務所に期待していた環境と真逆な状態に突入してしまう。やれやれ。

「我々は被害者であると同時に、加害者でもある。」（村上春樹　カタルーニャ国際賞受賞記念スピーチより）