雑文集
バルセロナでのスピーチに動かされて、今日から村上春樹強化月間とすることにした。
たくさん読もうと思ったので、まず「雑文集」(新潮社)を手にする。例の「壁と卵」も載っていて、移動時間にちょうどいい筈だ。
読みはじめてすぐに「ハッ」とする言葉を突きつけられる。この人は建築家になっていたとしても、静かに輝く名作を見せてくれていたに違いない。
「小説家とは、多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを生業とする人間です。」
2011年6月20日月曜日