超高層
超高層
高層マンションの新聞折込みチラシが増えた。売れてないんだろう。
土地=金の有効利用効率を問われる超高層建築の設計作業は、法規に従って開始される。建蔽率/容積率/後退距離等の規制によって弾き出されるヴォリュームを、美意識という刀で削っていき、最終的な輪郭は経済が決める。この方法を極限まで研ぎ澄ました形は、WTCによって実現されていた。
経済を表象する2本の超高層は、21世紀の幕開けと同時に消滅する。
現存している超高層の高さ(アンテナ/尖塔含む)TOP10 ランキングは下記。計画中/工事中の超高層が多いこともあり、ランキングはすぐ入れ替わるのだけど。
UAE 828 ブルジュ・ハリファ 2010
USA 527 ウィリス・タワー 1974
台湾 508 台北101 2004
中国 492 上海環球金融中心 2008
中国 484 環球貿易広場 2010
マレーシア 452 ペトロナスツインタワー 1997
中国 450 南京紫峰大厦 2010
中国 438 廣州國際金融中心 2010
USA 423 トランプ インターナショナル ホテル アンド タワー 2009
中国 421 金茂大厦 1999
マンハッタンが超高層の中心だった20世紀は去った。今後はしばらく中国を中心に超高層棒グラフが天に伸びていくことだろう。
超高層は、経済的な側面もあると同時に、大地に屹立し天まで届く塔を建てたいと希う、バベルの塔以来続く人間の暗い欲望の極みでもある。
2011年5月21日土曜日