三陸海岸大津波

 


吉村昭の「三陸海岸大津波」を読んだら、新聞にちょうどこの本に関わる記事が出ていた。明治29年と昭和8年に三陸地方を襲った大津波、そして昭和35年のチリ地震津波を、丁寧な取材で記録している一書。


この本は1970年に出版されたが、今回の震災の後、既に15万部増刷しているらしい。そして増刷分の印税は被災地に寄付されている。吉村昭は亡くなった後も被災地に寄付を送り続ける。凄い。こういうことも出来るのだな。


今回の津波を知ってしまった我々は、今この本を読んで決して誇張や創作が含まれていないことが分かるが、3/11以前の我々は、果たしてこの本を読んで現実だと思っただろうか。


生き死にに影響する言葉は真剣に受けとらなければならない。


その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。ロトの妻のことを思い出しなさい。

(ルカ17:31−32)

 

2011年5月10日火曜日

 
 

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