メトロポリス
メトロポリス
深夜テレビでオーストリアのユダヤ人、フリッツ・ラングの「メトロポリス」(1927)。2回目の筈だが、前回何を見たのかよく覚えていないので、初めてのような新鮮な気持ちで見る。
アール・デコど真ん中のデザインが画面を支配していて、ストーリーそのものよりもそっちに目が奪われる。モノクロサイレントは余計なものが付入る余地が無く、美しい。
我々はナチの台頭とその顛末や、共産主義のその後を知ってしまっているので、こういう映画を見る時はインチキ歴史家のいやらしい視線で見ることになってしまうのが我ながら残念ではある。が、現在を無化する程の美しいアール・デコだ。
シェイク・サウドの家具コレクションは、まさにこの時代を対象にしたものだった。
2011年3月9日水曜日