デュポン・コーリアン

 


現場では仕上工事が進んでいる。今日はキッチンカウンターの現場ジョイント作業など。


コーリアンの現場接着作業が凄い。


運搬に不向きな程長いキッチンカウンターは、分割して製作し、現場に搬入してから接着することになる。このとき、アクリル樹脂系のコーリアンは、製品そのものと同じ組成の液体を糊として使い、固化した後で、はみ出た部分を削り取り磨く。


コーリアンそのものの特性も優れているには違いないのだが、その作業を淡々とこなす職方の技術が凄かった。同じ作業でも、これほど見事に仕上がった接着作業は珍しい。作業完了直後に目を近づけたり、さすってみたりしても、どこで接いでいるのかさっぱり分からない。お見事。


建築は様々な材料の組み合わせで出来ており、異なる材料がぶつかるところには必ず目地が発生する。目地をどう扱うかは、設計の大きなポイントにもなる。コーリアンは完全に目地無しで一つの連続する表面をつくることができるという意味で、建築の原則を超越している素材だとも言えるかもしれない。


「目地が無い」というのは、人体と同じだ。

 

2011年3月4日金曜日

 
 

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