舞踏

 


舞踏集団・天空揺籃の練習場にお邪魔して、3月4日の札幌公演「R嬢物語—ノスタルジア—」の通し稽古を生で見る機会に恵まれた。誘ってくれた井桁さん、ありがとう。


舞踏は高橋理通子のソロ。初っぱなはタランチュラが脱皮していくような動きに見える。不自然な姿勢で静止して、瞬き一つせず虚空を見ている。かと思うと憑かれたような激しい動きで、舞台狭しと走り回る。前後左右の動きが抽象絵画の軌跡のごとく平面いっぱいに展開交錯する。夢中でその動きをトレースしていると、あっという間に1時間20分が終っていた。


アリアで始まりアリアに終る、その狭間に無数の変奏曲。ゴールドベルク変奏曲のように筋の通った構造を持っている作品だ。そしてこの場合のアリアは『美しき天然』。吉本大輔さん曰く「物語は、人それぞれのなかにつくられるものです」ああ全くその通りだ。建築もそうありたい。


練習後、吉本大輔、石川慶、高橋理通子の3舞踏家、そしてポーランドから来ているハナさんと一緒に広島風お好み焼き。何とも贅沢な一夜だった。

 

2011年2月28日月曜日

 
 

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