アラマタ2

 


現場。仕上工事が進んでくると、つい先日まで充満していた廃墟感が薄まってくる。


間仕切りの軽量鉄骨を立て、プラスターボードを貼り、設備機器が登場する。「生活」が顔を覗かせるのだ。スイッチの位置、壁の塗装色、天井の回縁、木部の仕上、家具のレイアウト、、、当たり前だが住宅はそうした遺跡的骨格と無縁な細かいことの集積で出来上がっている。


(ルイ・カーン設計のバングラデシュ国会議事堂が、空から見て遺跡と間違えられ空爆を逃れた話を思い出すと、いつも涙が出そうになる。)


ダーウィンルームで今日は荒俣図鑑の2「魚類」を購入。どれもこれも凄い図譜だが、パラパラめくると、どちらかというと日本人の画家が描いたものが「好み」として目に飛び込んでくる。日本画家大野麦風(1888−1976)の多色刷り版画など「目の愉楽」とはこのことだ。ホンモノも見てみたい。


「デジカメの時代に手書きの絵ですか?」などとタワゴトを言っているあんた、人生の基本的な態度を説明するのも面倒だから、この重たい図鑑で一発ドタマブチカマシておこうか。

 

2011年2月15日火曜日

 
 

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