主はわが牧者なり
主はわが牧者なり
毎朝、病室のカーテンを開けると窓から富士山が見える。目の前には子供の頃過ごした香貫山と狩野川。賛美歌を歌い、聖書を読み、日記を付けることが日課になる。
入院18日目 2011年11月12日、父死す。
主はわが牧者(ぼくしゃ)なり
われ乏しきことあらじ
主はわれをみどりの野にふさせ
いこいの汀(みぎわ)にともないたもう
主はわが魂を活かし
御名のゆえをもて我を正しき道にみちびきたもう
たといわれ死のかげの谷をあゆむとも
わざわいをおそれじ
なんじ我と共にいませばなり
なんじの笞(しもと)、なんじの杖、われをなぐさむ
汝、わが仇(あだ)のまえに
わがために宴(えん)をもうけ
わが頭(こうべ)に油を注ぎたもう
わが酒杯(さかずき)はあふるるなり
わが世にあらんかぎりは、かならず恵みと哀れみと我にそいきたらん
われはとこしえに主の宮に住まん
(詩23篇)
2011年11月12日土曜日