カブトムシ

 


家路を急いでいると、先日のクワガタ発見場所付近で、こんどはカブトムシがアスファルトの上で微動だにせず、熱射病にかかったふりをしている。


子供の頃から思ってたんだけど、どうしてカブトムシはこんなに簡単に捕まっちゃうのだろうか。これでは餓鬼どもの乱獲によって絶滅しちゃうじゃないか、と思っていたら実際都会では絶滅に瀕していたのだろう。ある時期を境にデパートがカブトムシを売り始め、都会の子供にとってカブトムシは売ってるおもちゃの一つになってしまった。


連れて帰るとまたゴキブリ扱いに違いない。そこで、暑いアスファルトの上から角を掴んでつまみ上げ、土の露出しているクヌギの根元に降ろしてあげる。


人間には気をつけるんだぞ。

 

2010年8月3日火曜日

 
 

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