エジプト6
エジプト6
ワセダハウスでの室内作業は、発掘し持ち帰った天井画の破片を一つずつ原寸で模写し、ジグソーパズルをやるためのパーツを揃えるところから始まった。ここで大量に持ってきた絵の具とアルシュ紙が活躍することになる。
右も左も分からないエジプト初心者の我々は、研究室で長期にわたりエジプト研究をしている先輩の西本真一さんに教えていただきながら、しだいに発掘>模写>酒>爆睡の生活に慣れてきた。
天井にはネクベトというハゲワシの姿をした女神が描かれていることは数片の破片を見ただけで確認出来る。それが一体どういう描かれかたをしていたのか、滞在中に同時代の遺跡を何カ所もたずね、描き方には一定のルールがあることも学んだうえでジグソーパズルだ。
その時のパズルの成果「王の寝室・天井全体復元図」がこれ。
つづく
2010年8月31日火曜日