イースター
イースター
日本は桜の季節、乾杯連呼の飲酒強化週間だが、この時期キリスト教方面の方々との挨拶は必ず "Happy Easter!" ということになる。
昨日、イースターのコンサート@本郷教会ではJ.S.バッハのイースターオラトリオ「来れ、急げ、走れ!」を演奏。タイトルまでも忙しそうな曲だ。イエスは十字架の3日後に復活。我々はマタイ受難曲の演奏会から2週間でこの曲。復活は慌ただしいのだ。
この曲にはイエスの復活を目の当たりにして、驚き、戸惑い、慌て、歓喜に包まれる人々の様子が克明に描写されている。
演奏の機会があまりない曲だという。ボクも聴いたことが無かった。その理由は
1、ナチュラルトランペット(穴無)が三本も必要
2、バロックティンパニーが必要
3、マタイやヨハネみたいな大受難曲の直後の時期(燃え尽きちゃってる時期)に演奏しなきゃならない
などなど、困難てんこ盛りだ、ということらしい。
だが、お世話になってるこの団体・ムシカポエティカに不可能はない。
演奏メンバーが奇跡的に揃っちゃうのだ。左手を腰に当てる穴無しトランペット・祝祭トリオが格好良く勢揃いする。バロックティンパニーのリキ君は当日本番のはしご。昼の埼玉での演奏会後、電車が止まったり、渋滞に巻込まれたりしたらアウトだったのだが、本番直前に滑り込みセーフ。不可能はない。
個人レベルでは、「練習で不可能だったことは本番でも不可能」だった。本気で良い演奏を求めないといけないのです。
求めなさい。そうすれば、与えられる。
(ルカ11:9)
2010年4月5日月曜日